生命の樹 Tree of the Life 2015
雪国十日町には、縄文時代より伝えられた生命、智慧、伝統、文化があります。
それらが「アップルとおかまち」を通じ、数千年後の未来の人々に繋がれてゆくことを願い、この作品「生命の樹」を制作しました。
林檎の木は、古来、知恵と豊かな生命を意味します。
眞田岳彦× 十日町きもの技
［十日町きもの技］
文様: 本作品のためにデザインした「十日町林檎唐草文様」です。縄文より続く十日町の生命と繊維文化を、唐草と林檎によって表現しました。
銀糸：きものや帯地などに使われる「銀糸」で、繁栄と雪を表現しました。
［一枚の布］
作品の形は、きものの帯をイメージ。日本の衣服作りの根源でもある「一枚の布」からつくられています。
［樹と雪の形］
ハニカム構造にある無数の六角形は、雪を象徴しています。
扇状に枝を広げる林檎の樹は、多くの六角形から構成され、末広がりに発展してゆく「雪国十日町」を象徴しています。
素材：ポリエステル基布、銀糸の機械刺繍、フェルト
制作：コンセプト・デザイン・造形／眞田岳彦＋SANADA studio inc. プリント・機械刺繍／株式会社根茂織物
アップルとおかまち（新潟）／ 大地を包む IN THE FIELD：住